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運動療法
運動療法のポイントは、筋力を鍛え筋肉の柔軟性を高めることと、股関節の動きを安定させることです。
股関節に痛みがあるためにそこを動かさないでいると、股関節の柔軟性がなくなり、筋力も低下していくために、よけいに動かさなくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。なお、股関節の状態というのは人によって異なるため、必ず医師の指導を受けてから自分に合った運動を選択するようにしましょう。
運動療法では「ストレッチ」と「筋肉トレーニング」を行います。「ストレッチ」では、あおむけに寝て両ひざを立て、ひざを左右にゆっくり動かしながら脚の付け根をリラックスさせる運動や、うつぶせに寝て顔の下で腕を組み、腰を左右に揺らす運動などがあります。
筋肉をゆるめてリラックスさせることで、股関節の位置が矯正されていき、スムーズに動くようになっていきます。
「筋力トレーニング」は、十分にストレッチを行なって、股関節が楽に動かせるようになってから行いましょう。ひざを開閉する運動やお尻を上げる運動などで股関節周辺や太もも、おしりの筋肉を鍛えていきます。
運動療法を行なうことで変形性股関節症の進行を遅らせる効果がありますが、やりすぎに注意しましょう。翌日に疲労を残さない程度の運動量を目安にして、毎日継続させるようにすることが大事です。
股関節が痛いときの対処法