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変形性股関節症とは
股関節の痛みの原因となるものの中でも、大きな位置を占めるのが変形性股関節症です。股関節は大腿骨と骨盤とをつなぐ関節であり、その構造は、骨盤にある臼のようなくぼみに球状になっている大腿骨の先端が包み込まれるようになっています。
骨盤にある臼のようなくぼみのことを臼蓋と呼び、大腿骨の先端の球状部分を大腿骨頭と呼びます。この大腿骨頭と臼蓋の間には関節軟骨というものがありますが、この関節軟骨は非常に弾力性があり、ちょうどクッションのような働きをしています。
変形性股関節症とは、この関節軟骨がすり減ってしまい痛みが発生する病気です。変形性股関節症となる原因には、加齢や肥満によるもの、骨折などの外傷によるもの、そして骨の形成不全によるものがあります。
日本人の場合には、臼蓋の発達が不十分なために股関節のかみ合わせが浅くなってしまう「臼蓋形成不全」によって変形性股関節症が引き起こされることが多いようです。この状況では、関節の一部に多大な負担がかかるため、関節軟骨がすり減りやすくなってしまうのです。
変形性股関節症になってしまった場合には、股関節の周辺の筋肉を鍛えるために運動をすることと、生活習慣を改善することが重要になってきます。例えば、和風の生活様式を洋風の生活様式に変えることで、股関節にかかる負担が軽減されます。また、太りすぎの人は体重を減らすことで。股関節にかかる負担を軽減できます。
股関節が痛いときの対処法